7月31日の練習
発声とカデンツの後、「Amazing Grace」の復習。
英語の歌詞の発音が自信なさそうだったので、読みを確認して、子音が外に飛んでいくような発音を目指して練習。
ピアノ伴奏と共に通して歌う。
この曲は、アフリカからアメリカに連れてこられた黒人奴隷の人たちが、苦しい毎日に救いを求め、天国での平安を祈って歌う黒人霊歌のひとつなので、きれいな声を目指すのではなく、心の叫びを訴えるように歌うことが大事です。行儀よく歌うことに慣れてしまって、その壁を破るのはなかなか難しいことかもしれませんが、いったんカラを破ると、これからいろいろな歌を歌っていく際にも内容を訴える歌い方ができるようになりますので、ぜひこの機会に心のありったけを訴える歌い方を身に付けて下さい。
休憩後、「Ave Maria」の練習。
最初に通して歌い、p.22の2小節目まで、パートごとに音と歌い方を確認して、再び最後まで通して歌う。
次回にはその先を今日と同じように練習していきます。
今日の練習の中で、声はしわがれているけれど、とても深い、こちらの心に訴えかけてくる歌手がいるというお話をしましたが、その歌手の名前を思い出しました。トム・ウェイツです。YouTubeにその演奏がありましたのでご紹介しますね。合わせて英語の発音も参考になさって下さい。
Direttrice
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